焼酎の原点に戻りつつも最新の工夫をしている焼酎!
個性的なボトルが印象的な芋焼酎です。名前は鹿児島の桜島をイメージして燃島。芋らしさを味わえる焼酎でもあります。
この焼酎の個性的なところは大きく二つあります。ひとつはどんぶり仕込みという発酵の手順です。現在の焼酎は二段仕込みと言って二度の発酵の手順を踏みます。第一段階として原料につけるための酵母を培養しながらアルコール発酵します。第二段階としてこれに原料を加えさらに麹なども足して原料の糖化とアルコール発酵を同時進行させます。これが明治末期から始まった二段仕込みというものです。では明治以前はというと初めから麹と水と原料を入れて糖化と発酵を同時進行させるどんぶり仕込がほとんどでした。泡盛の製造法がルーツだったようです。それが清酒の製造法に習って二段仕込みに変わっていったらしいです。
燃島は焼酎造りの原点と言えるどんぶり仕込みで作られています。これは非常に個性的な部分でしかも古いところです。もうひとつの個性的なところは使われている麹です。麹には大きく分けて3種類あります。日本酒で使われる黄麹、泡盛で使われる黒麹、黒麹から突然変異で生まれた白麹の3つです。通常はこのうちのひとつが焼酎造りに使われるのですが、この燃島は黄麹と白麹の2つを混在させて作るのです。黄麹ではスッキリした味わいが生まれますが、白麹では製造過程でクエン酸を作るために雑菌が混入しにくくなりますので、焼酎造りの安定性が増します。ただ2つの菌を混在させるにはそれなりの技術が必要だと思われますので、実はこれ業界初との事。個性的かつ最新な部分です。
昔ながらの技法や手法に戻るのはかえって新しい試みであるようです。しかもその欠点を現在の技術でフォローするのって、何だかかっこいいな、と思えてしまいます。この辺りは音楽にも応用出来るかも知れないと思ってます。
